先週末は映画をもう一つみた。
ロバート・ルイス・スティーヴンソン(スコットランド)の名作、ジキル博士とハイド氏。
何度も映画化されてるみたいだけど、一番評価が高いのはこの1931年のアメリカ版らしい。
ストーリーを知らない人はいないと思うけれど、真面目なジキル博士が薬を飲むと
凶悪なハイド氏にかわり、徐々にハイドに支配されていく話。
小さいとき本で読んで、ものすごく怖かった記憶があります。
1931年、つまり80年以上前、祖父母の幼い頃つくられた映画だけれど、今の時代にみても本当におもしろい。
ただ、本で読んだときの私のハイド氏のイメージは、スクルージをもっともっとサイコにしたような奴だったんでけど、
この映画でハイド氏はゴリラみたいな顔で恰幅がいい大男だった。
こんなゴリラが大暴れする話だったかな。。。?とちょっと混乱したけど、これはこれでとても怖かった。
このDVDをレンタルしたら、最初に淀川長治さんの解説が入っていた。
すごく懐かしい気持ちになった。やっぱり映画っていいですね、沢山みよう!
"という訳で、どんどん出てきますけど、残酷と美とそれを一緒に持って来て、しかも人間の一番弱いところ、人間の持ってる、みんなが持ってる弱いところ、男の弱いところ、それを見事に映画にしてるので、『ジキルとハイド』は、今だに死なない、名作ですね。
"
【解説:淀川長治】/淀川名画撰集より
ほんとですね。
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